冷し中華は、名前に「中華」が付くことから、中国生まれの料理だと思う人も多いかもしれませんが、実際は日本で生まれた料理です。その元祖は、宮城県仙台市にある中国料理店「龍亭」というのが有力な説です。龍亭の冷し中華は、昭和12年の夏に考案されました。当時、中国料理は温かい料理ばかりだという印象があったためか暑い夏になると売り上げが落ちていました。そこで「打開策」として、仙台七夕のお祭りの時期に、観光客を呼び込んで売り上げを伸ばす、冷やし中華が提供されました。当初はシンプルなスタイルでしたが、少しずつ改良され、さまざまな具材をのせた現在のスタイルに近いものへと変化しました。
西日本では冷やし中華を「冷麺」と呼ぶこともあり、地域ごとに異なるアレンジが楽しまれています。
「冷やし中華をはじめました」というフレーズは、芸人のギャグに使われるぐらい夏の飲食店の店先でよく見かける「ポスター」や「のぼり」ですね。「そろそろ食べたいな」と思わせる名フレーズです。
冷し中華スープは夏の定番商品として各社より販売されています。
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味の素 【「冷太郎®」1.8Lボトル×6】販売価格:¥7,258 (税込)
平和食品工業【黒酢冷し中華スープ 1.8L×6】販売価格:¥8,813 (税込)
ヤマサ 【繁昌店 冷し中華スープ しょうゆ味 1.8L】販売価格:¥1,188 (税込)
平和食品工業【ざる中華 1.8L×6】販売価格:¥9,655 (税込)